冷え性に悩むあなたへ。温めるだけじゃない、“巡らせる入浴”の新習慣

冷え性に悩むあなたへ。温めるだけじゃない、“巡らせる入浴”の新習慣
1. その「なんとなく不調」、実は“冷え”が原因かもしれません
朝起きても疲れが取れていない。足先がいつも冷たくて、寝つきが悪い。そんな症状に心当たりがあるなら、冷え性が影響している可能性があります。
冷えは単なる体感ではなく、血流や自律神経、代謝の乱れなど、身体の仕組み全体に関わる「体質」としての問題です。
2. 女性が冷えやすい3つの理由とは?
① 筋肉量の少なさ
筋肉は熱を生み出す“体の暖房装置”。女性は筋肉量が少ないため、基礎代謝が低く、体温を維持しにくい傾向にあります。
② ホルモンと自律神経のゆらぎ
生理周期や更年期などのホルモン変動は、自律神経の乱れを引き起こし、末端冷え性を悪化させます。
③ ストレスや生活習慣
ストレス過多や睡眠不足は、交感神経を優位にし、血流が悪化。結果として慢性的な冷えにつながります。
3. 表面だけじゃない。「深部体温」と「巡り」がカギ
カイロや温かい飲み物は表面的な対処。大切なのは内臓の温度=深部体温を上げ、血流を促進することです。
体温が1℃上がると基礎代謝が約13%向上し、睡眠や免疫機能にも好影響を与えると言われています。
4. 入浴は「整える」ための科学的セルフケア
- 38〜40℃のぬるめのお湯で15分入浴 → 深部体温が約1℃上昇
- 副交感神経が優位になり、ストレス緩和・リラックス効果が期待できる
- 全身の血流が改善し、手足の冷えやコリの緩和にもつながる
シャワーでは得られない効果のため、湯船に浸かることそのものが“冷え体質改善”の第一歩です。
5. 今日からできる“巡らせる入浴”のポイント
ポイント | 内容 |
---|---|
タイミング | 就寝の90分前が理想。入浴後に深部体温が下がり始めるタイミングで眠気が訪れます。 |
湯温 | 38〜40℃のぬるめのお湯で副交感神経を優位に。 |
時間 | 15分程度の全身浴が効果的。半身浴や足湯でもOK。 |
入浴剤 | 炭酸ガスやミネラル系など温浴効果を高めるタイプがおすすめ。 |
6. 入浴だけじゃない。生活全体で“冷え体質”を変えるには?
- 軽い運動(ウォーキング・ストレッチ)で熱産生アップ
- 鉄分・ビタミンE・たんぱく質を意識した食事
- 十分な睡眠で自律神経を整える
- 呼吸法・瞑想・読書などストレスケア習慣を持つ
7. まとめ|“温める”から“巡らせる”へ
冷え性は体質ではなく、生活習慣によって変えられます。毎日の入浴を、単なるリラックスの時間から“体を整える習慣”に変えてみてはいかがでしょうか。
温活の第一歩は、今日のお風呂から。
参考文献
- 厚生労働省「健康日本21(第二次)」
- 日本自律神経学会資料(2019)
- 日本温泉気候物理医学会誌